なでしこ、アジア杯連覇王手! エース岩渕の先制弾など3発で中国撃破 21日に豪州と決勝戦
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サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランキング11位)は17日(日本時間18日未明)、アンマンで行われたアジア杯準決勝で中国(同17位)を3-1で破った。FW岩渕真奈(25)=INAC神戸=が先制弾、途中出場のFW横山久美(24)=フランクフルト=がPKを含む2ゴールを決めた。昨年末の東アジアE-1選手権で優勝を逃した高倉麻子監督(49)は、男子のハリルホジッチ前監督(65)とともに“同時解任”も検討されたが、今大会で来年のW杯フランス大会の出場権を勝ち取り、大会連覇にもあと1勝と迫った。
◇
「私の中では戦術は100通りあります」
高倉監督は試合前、余裕の笑顔をみせてそう言い放った。実際、4日前の1次リーグ・豪州戦からスタメンを11人中5人も入れ替えて臨んだ。
システムも2トップの4-4-2から、エース岩渕のワントップ(4-2-3-1)に変更。この賭けが当たった。
試合は一進一退の展開が続いたが、前半終了間際の39分、「FWとして先制ゴールを絶対決めなきゃいけないんです」と話していた岩渕が試合を動かした。ペナルティーエリア内の右サイドから得意のまたぎフェイントをからませながら、中央にカットイン。左足を一閃すると、ボールは相手GKの手を弾きゴールネットを揺らした。
「いい形でリンちゃん(MF隅田凜)から縦パスが入って、(相手DFの裏に)抜け出すことができた」と岩渕スマイル。高倉監督の采配がズバリ的中した形だ。
後半に入ると、男女を通じ日本のお家芸とされる細かいパス交換を展開し、ボールを支配。同20分には、岩渕からのラストパスをゴール正面やや左サイドの絶好のポジションで受けた21歳の新鋭、MF長谷川唯(日テレ)が右足でシュートを放ったが、これは枠外に外れた。
その後、中国が持ち前の体力を生かしロングボールを軸に展開。日本は何度も危機的状況に陥ったが、2011年W杯ドイツ大会の優勝メンバーであるDF熊谷主将を中心に最終ラインがなんとか踏ん張った。
すると高倉監督が動いた。後半28分にジョーカー役としてFW横山を投入。同40分にその横山のファーストシュートの場面がやってきた。ペナルティーエリア内左サイドから「私の射程距離。打った瞬間決まると思った」という右足ミドルを鮮やかに決めリードを広げた。
さらに同43分、横山のシュートが相手のワン・シャンシャンの手に当たりPKを獲得。横山が自ら決めて3点差をつけた。試合終了間際にPKを与えて1失点こそ喫したものの、危なげない試合運びは、W杯で優勝した頃のなでしこをほうふつさせた。
16年4月、日本では男女を通じA代表初の女性監督として高倉監督が就任した。しかし世代交代が進まず、昨年末の東アジアE-1選手権では北朝鮮に0-2と完敗。今年2月のアルガルベ杯の1次リーグでもオランダに6失点(2-6)するなど12カ国中6位と低迷した。「海外遠征ばかり要求する割には結果が出ていない」と協会幹部から否定的な意見が相次ぎ、男子のハリルホジッチ前監督とともに解任論も噴出していた。
そこで今大会前、世代交代にこだわっていた高倉監督が就任後初めて、32歳の川澄奈穂美(シアトル)を招集。経験豊富なベテランにまとめ役を任せると、チームに落ち着きが生まれ、戦術の選択肢も増えた。
今大会の1次リーグを突破したことで、8大会連続のW杯出場権を獲得。アジア杯連覇にも王手をかけた。
決勝は日本時間21日午前2時開始で、FIFAランキング6位の豪州と対戦する。1次リーグで対戦した際は1-1で引き分けた。高倉監督は「アジアの中ではチーム力が高い相手。しっかり決着をつけたい」と気合を込める。
「ウチのチームはどの選手が出てもチーム力が落ちない」と自信をつけた高倉監督。まずはアジアを制し、来年のW杯フランス大会で2大会ぶりの世界一の座返り咲きを狙う。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180418-00000003-ykf-spo
※この記事の著作権は配信元に帰属します
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サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランキング11位)は17日(日本時間18日未明)、アンマンで行われたアジア杯準決勝で中国(同17位)を3-1で破った。FW岩渕真奈(25)=INAC神戸=が先制弾、途中出場のFW横山久美(24)=フランクフルト=がPKを含む2ゴールを決めた。昨年末の東アジアE-1選手権で優勝を逃した高倉麻子監督(49)は、男子のハリルホジッチ前監督(65)とともに“同時解任”も検討されたが、今大会で来年のW杯フランス大会の出場権を勝ち取り、大会連覇にもあと1勝と迫った。
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「私の中では戦術は100通りあります」
高倉監督は試合前、余裕の笑顔をみせてそう言い放った。実際、4日前の1次リーグ・豪州戦からスタメンを11人中5人も入れ替えて臨んだ。
システムも2トップの4-4-2から、エース岩渕のワントップ(4-2-3-1)に変更。この賭けが当たった。
試合は一進一退の展開が続いたが、前半終了間際の39分、「FWとして先制ゴールを絶対決めなきゃいけないんです」と話していた岩渕が試合を動かした。ペナルティーエリア内の右サイドから得意のまたぎフェイントをからませながら、中央にカットイン。左足を一閃すると、ボールは相手GKの手を弾きゴールネットを揺らした。
「いい形でリンちゃん(MF隅田凜)から縦パスが入って、(相手DFの裏に)抜け出すことができた」と岩渕スマイル。高倉監督の采配がズバリ的中した形だ。
後半に入ると、男女を通じ日本のお家芸とされる細かいパス交換を展開し、ボールを支配。同20分には、岩渕からのラストパスをゴール正面やや左サイドの絶好のポジションで受けた21歳の新鋭、MF長谷川唯(日テレ)が右足でシュートを放ったが、これは枠外に外れた。
その後、中国が持ち前の体力を生かしロングボールを軸に展開。日本は何度も危機的状況に陥ったが、2011年W杯ドイツ大会の優勝メンバーであるDF熊谷主将を中心に最終ラインがなんとか踏ん張った。
すると高倉監督が動いた。後半28分にジョーカー役としてFW横山を投入。同40分にその横山のファーストシュートの場面がやってきた。ペナルティーエリア内左サイドから「私の射程距離。打った瞬間決まると思った」という右足ミドルを鮮やかに決めリードを広げた。
さらに同43分、横山のシュートが相手のワン・シャンシャンの手に当たりPKを獲得。横山が自ら決めて3点差をつけた。試合終了間際にPKを与えて1失点こそ喫したものの、危なげない試合運びは、W杯で優勝した頃のなでしこをほうふつさせた。
16年4月、日本では男女を通じA代表初の女性監督として高倉監督が就任した。しかし世代交代が進まず、昨年末の東アジアE-1選手権では北朝鮮に0-2と完敗。今年2月のアルガルベ杯の1次リーグでもオランダに6失点(2-6)するなど12カ国中6位と低迷した。「海外遠征ばかり要求する割には結果が出ていない」と協会幹部から否定的な意見が相次ぎ、男子のハリルホジッチ前監督とともに解任論も噴出していた。
そこで今大会前、世代交代にこだわっていた高倉監督が就任後初めて、32歳の川澄奈穂美(シアトル)を招集。経験豊富なベテランにまとめ役を任せると、チームに落ち着きが生まれ、戦術の選択肢も増えた。
今大会の1次リーグを突破したことで、8大会連続のW杯出場権を獲得。アジア杯連覇にも王手をかけた。
決勝は日本時間21日午前2時開始で、FIFAランキング6位の豪州と対戦する。1次リーグで対戦した際は1-1で引き分けた。高倉監督は「アジアの中ではチーム力が高い相手。しっかり決着をつけたい」と気合を込める。
「ウチのチームはどの選手が出てもチーム力が落ちない」と自信をつけた高倉監督。まずはアジアを制し、来年のW杯フランス大会で2大会ぶりの世界一の座返り咲きを狙う。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180418-00000003-ykf-spo
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