欧州遠征を見た岡崎慎司が心情を吐露「日本代表が気持ちで負けていたらダメ」
こんにちは。
サッカーファンです。
レスターの岡崎慎司が、日本代表への思いを吐露した。
11月の日本代表戦で招集を受けなかったのはご存知の通り。国際マッチウィーク明けのプレミアリーグで気持ち良く仕切り直したかったが、レスターでの指揮官交代の煽りを受け、12節のマンチェスター・C戦はベンチスタートとなった。
日本代表美女サポの“自撮り”がすごかった…スタジアム、行こうぜ!特別編【46枚】
出番の声がかかったのは試合終盤の83分。しかし、4−3−3のインサイドMFという不慣れなポジションを命じられ、目立った活躍のないまま試合終了のホイッスルを聞いた。落選後の再スタートは苦々しいものとなった。
■試合後に語った思い…
それでも、本人はここから這い上がろうという気概に満ちていた。「(4−4−2の)セカンドストライカーとして『コイツには何かある』と思わせないと。『コイツをこういう風に使えばもっと可能性がある』と思わせるようにしたい」と、指揮官の信頼を掴むことに闘志を燃やしていた。どんな状況に陥っても諦めず、解決策や方法論を見つけて高みを目指そうとする、岡崎らしい言葉だった。
そして、試合後の質疑応答は、自然と日本代表の話題に移った。「ブラジル、ベルギーとの日本代表戦は見た?」との問いに、岡崎は「もちろん」と即答。「試合に出ていない人間が『どうだ』、『ああだ』とあまり言えないけど……」と前置きした上で、次のように語り始めた。
「『(相手を)倒せそうだった』という監督のコメントを見ましたが、たぶん監督も満足していないでしょう。善戦したことに満足している選手も、いないと思います。ただ……(選手が)気持ちで負けていたらダメだと思うんです。(相手に)ナメられるような、そんな気持ちで日本代表がいたらダメだと。だから、『(強豪相手に)やれた』『多少ボールを持てた』『あの選手がやれていた』とかじゃない。
世界的に見たら、『(日本は)レベルが低い』と思われているように僕は感じます。ただ、そうだとしても、中でやっている人間は、プライドじゃないけど、『善戦した』という感覚でいたらいけない。『もっとやれる』、『もっと(自分の力を)見せなきゃいけない』と思わないと。多少チャンスをつくれたり、相手がやりづらそうだったりしたことに満足しちゃいけない。相手は『フレンドリーマッチだから、勝てばいいだろ』という感覚でいたと思う。でも、(こっちは)ナメられていることを悔しいと思わないと。そうでないと、もっと上には行けない」
強化試合だったこともあり、前半に3点目を挙げた後のブラジルは、明らかにペースを落としていた。また、プレミアリーグでMFケビン・デ・ブルイネやFWロメル・ルカク、MFナセル・シャドリらがプレーするベルギーも、100%の力ではプレーしていないように見えた。こうした岡崎の考えは、本田圭佑がブラジル戦後にツイッターで記した「(相手の)後半は完全にリラックスモード。この現状を問題視しないといけない」という指摘にも通じる。
■「本当の試合」とは?
岡崎は言葉を続ける。
「日本代表として出場した選手は、『そういう気持ちを持ってプレーしなきゃいけないな』と改めて思いました。プレースタイルとかじゃありません。縦に速いサッカーとか、ポゼッションサッカーとか、いろいろ言われているじゃないですか? でも、そんなことじゃない。代表を見たい人は、プレースタイルを見ているわけじゃない」
「イタリアの(W杯欧州予選)プレーオフを見て、そんなことを感じました。『これが本当の試合だな』って。もちろん、フレンドリーマッチでは、自分もそうなっているところがあった。勝ちたいと思っても、(親善試合は)同じレベルの緊張感がないので。でも、どんな試合でも日本代表の試合は(緊張感を)持ってやらないといけないと思いました」
現状として、日本にはブラジルやベルギーほどの力はない。だが、後半を流してきたブラジル、エースのエデン・アザールが出場しなかったベルギーを目の当たりにし、岡崎は歯がゆい気持ちで試合を見ていたのだろう。
たしかに、たとえ親善試合であっても、気持ちで負けていたら勝負にならない。最後まで全力を尽くし、「これが日本みたいな」(岡崎)プレーを見せて、敵を徹底的に追い込む。そのうえで課題や問題点をあぶり出す――。そこまでして初めて、日本代表の強化につながっていくと、彼は考えているのだろう。
もちろん、彼の胸の中には、長く代表でプレーしてきたプライドもあるに違いない。だからこそ、こうも言う。
「僕も、その場にいないことが腹立たしい。次に選ばれたら、『これぞ日本』みたいな部分を自分も出せればいいなと思う」
次の代表戦は来年3月。代表復帰を果たせば、日本のために必死に戦う岡崎の姿がそこにあるはずだ。
取材・文=田嶋コウスケ
GOAL
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171124-00000015-goal-socc
※この記事の著作権は配信元に帰属します
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レスターの岡崎慎司が、日本代表への思いを吐露した。
11月の日本代表戦で招集を受けなかったのはご存知の通り。国際マッチウィーク明けのプレミアリーグで気持ち良く仕切り直したかったが、レスターでの指揮官交代の煽りを受け、12節のマンチェスター・C戦はベンチスタートとなった。
日本代表美女サポの“自撮り”がすごかった…スタジアム、行こうぜ!特別編【46枚】
出番の声がかかったのは試合終盤の83分。しかし、4−3−3のインサイドMFという不慣れなポジションを命じられ、目立った活躍のないまま試合終了のホイッスルを聞いた。落選後の再スタートは苦々しいものとなった。
■試合後に語った思い…
それでも、本人はここから這い上がろうという気概に満ちていた。「(4−4−2の)セカンドストライカーとして『コイツには何かある』と思わせないと。『コイツをこういう風に使えばもっと可能性がある』と思わせるようにしたい」と、指揮官の信頼を掴むことに闘志を燃やしていた。どんな状況に陥っても諦めず、解決策や方法論を見つけて高みを目指そうとする、岡崎らしい言葉だった。
そして、試合後の質疑応答は、自然と日本代表の話題に移った。「ブラジル、ベルギーとの日本代表戦は見た?」との問いに、岡崎は「もちろん」と即答。「試合に出ていない人間が『どうだ』、『ああだ』とあまり言えないけど……」と前置きした上で、次のように語り始めた。
「『(相手を)倒せそうだった』という監督のコメントを見ましたが、たぶん監督も満足していないでしょう。善戦したことに満足している選手も、いないと思います。ただ……(選手が)気持ちで負けていたらダメだと思うんです。(相手に)ナメられるような、そんな気持ちで日本代表がいたらダメだと。だから、『(強豪相手に)やれた』『多少ボールを持てた』『あの選手がやれていた』とかじゃない。
世界的に見たら、『(日本は)レベルが低い』と思われているように僕は感じます。ただ、そうだとしても、中でやっている人間は、プライドじゃないけど、『善戦した』という感覚でいたらいけない。『もっとやれる』、『もっと(自分の力を)見せなきゃいけない』と思わないと。多少チャンスをつくれたり、相手がやりづらそうだったりしたことに満足しちゃいけない。相手は『フレンドリーマッチだから、勝てばいいだろ』という感覚でいたと思う。でも、(こっちは)ナメられていることを悔しいと思わないと。そうでないと、もっと上には行けない」
強化試合だったこともあり、前半に3点目を挙げた後のブラジルは、明らかにペースを落としていた。また、プレミアリーグでMFケビン・デ・ブルイネやFWロメル・ルカク、MFナセル・シャドリらがプレーするベルギーも、100%の力ではプレーしていないように見えた。こうした岡崎の考えは、本田圭佑がブラジル戦後にツイッターで記した「(相手の)後半は完全にリラックスモード。この現状を問題視しないといけない」という指摘にも通じる。
■「本当の試合」とは?
岡崎は言葉を続ける。
「日本代表として出場した選手は、『そういう気持ちを持ってプレーしなきゃいけないな』と改めて思いました。プレースタイルとかじゃありません。縦に速いサッカーとか、ポゼッションサッカーとか、いろいろ言われているじゃないですか? でも、そんなことじゃない。代表を見たい人は、プレースタイルを見ているわけじゃない」
「イタリアの(W杯欧州予選)プレーオフを見て、そんなことを感じました。『これが本当の試合だな』って。もちろん、フレンドリーマッチでは、自分もそうなっているところがあった。勝ちたいと思っても、(親善試合は)同じレベルの緊張感がないので。でも、どんな試合でも日本代表の試合は(緊張感を)持ってやらないといけないと思いました」
現状として、日本にはブラジルやベルギーほどの力はない。だが、後半を流してきたブラジル、エースのエデン・アザールが出場しなかったベルギーを目の当たりにし、岡崎は歯がゆい気持ちで試合を見ていたのだろう。
たしかに、たとえ親善試合であっても、気持ちで負けていたら勝負にならない。最後まで全力を尽くし、「これが日本みたいな」(岡崎)プレーを見せて、敵を徹底的に追い込む。そのうえで課題や問題点をあぶり出す――。そこまでして初めて、日本代表の強化につながっていくと、彼は考えているのだろう。
もちろん、彼の胸の中には、長く代表でプレーしてきたプライドもあるに違いない。だからこそ、こうも言う。
「僕も、その場にいないことが腹立たしい。次に選ばれたら、『これぞ日本』みたいな部分を自分も出せればいいなと思う」
次の代表戦は来年3月。代表復帰を果たせば、日本のために必死に戦う岡崎の姿がそこにあるはずだ。
取材・文=田嶋コウスケ
GOAL
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