U22代表が座禅特訓で精神統一…手倉森監督「俺たちは日本人のチーム」
文=川端暁彦
25日、京都市右京区の妙心寺(臨済宗妙心寺派大本山)にてリオデジャネイロ五輪を目指すU-22日本代表が「座禅特訓」を敢行した。スポーツ選手がトレーニングの一環として座禅を取り入れるのは珍しいことではないが、サッカーチームが丸ごと座禅特訓となると余り例がない。手倉森誠監督も自身のキャリアを通じて「初めてのこと」と明かす。
妙心寺の開創は建武四年(1337年)で、700年近い伝統を持つ禅寺であり、こうした試みを過去に受け入れてきた実績もあるという。手倉森監督は座禅特訓について、「俺たちは日本人のチーム。日本の良さ、日本の文化を持って外に出ていく覚悟が必要になる。京都でキャンプをすることになった縁もあって、良い機会だと思った」と語り、「この機に無になる」経験をする意義を語った。
一方、選手たちは座禅と言われてもピンと来ないようで、DF岩波拓也(ヴィッセル神戸)も「特にイメージはないんですよね。『人として無になる』ことの意味を監督からは説明されましたけど」と、首をひねっていた。
実際に座禅に臨んだあとには、FW鈴木武蔵が「生まれて初めて座禅をくみ、慣れない座禅で汗をかきました。15分間でしたが、心を無にすることは難しかったです」と率直にコメント。同時に「普段、技・体はトレーニングしていますが、心の部分はできていません。勝つために大事なことだと分かったのでこれから取り組みたいです。副住職にすすめられた『五輪書』(宮本武蔵著)を読んでみたいと思います」と殊勝な言葉を残した。
そして手倉森監督は「京都に来て、選手に対し『心・技・体を整える』という話をしていました。心の訓練は非常に奥深く、人生すべてが修行だと思います。心技体の全てが整っていなければプロと言えません。サッカーの道理、人としての道理ともっと向き合わないといけません。すぐに変わることができなくとも、今日のことがきっかけになると確信しています」とコメントしている。
今回の座禅特訓の目的を「和の心で世界をワッと驚かす」といつものスタイルで説明していた手倉森監督。まずは26日に行われる京都サンガF.C.との練習試合で「修行」の成果を見せることとなる。
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