プリンスL東北得点王の尚志高・渡部、選手権でも得点王目指す
ゆっくりご覧ください。
3年連続8度目の出場で、初優勝を目指す尚志(福島)は、1回戦でルーテル学院(熊本)と対戦する(31日、駒沢陸上競技場)。大黒柱は、東北地方のクラブチームを含めたリーグ戦のU―18プリンスリーグ東北で得点王に輝いた、FW渡部公平(3年)だ。福島県大会でも4戦連続得点でチームを3連覇に導くなど、絶好調のエースが、優勝とともに選手権でも得点王を狙う。
絶好調のストライカーが、貪欲にゴールを狙う。渡部は昨年、30人の登録メンバーには入ったが、そのうち20人が選ばれるベンチ入りは果たせず、スタンドから観戦した。渡部にとってはレギュラーとして挑む最初で最後の選手権だけに「得点力は全国でも大事になる。大会までにもっと精度を高めたい」と力強く話した。
利き足の右足だけでなく、ヘディングや逆足でのシュートなど、多彩なパターンで得点を奪えるのが最大の魅力だ。プリンスリーグ東北では、全18試合で18得点を決め、2位の選手に5点差をつけて得点王を獲得。仲村浩二監督(44)も「今年のチームは誰が出てもおかしくないけど、(渡部)公平のスタメンは堅い。エースは公平」と、全幅の信頼を置いている。
重圧を力に変えた。新チームが発足した1月以降、仲村監督は「お前が点を取らなければ勝てない」と渡部に発破をかけ続けた。それに応えるため、エースは6時からの朝練の30分前にグラウンドに来て、シュート練習を繰り返した。「ただ打つだけではなく、シュートの質を意識している」と、ゴールの角に強いボールを繰り返し打つことで、確実性の高いシュートが放てるようになった。福島県大会では全4試合で得点を挙げるなど、チームに欠かせない存在に成長した。
東京・日野市出身の渡部だが、中学1年の時(2011年度)に尚志が福島県勢初の4強入りを果たす姿をテレビで見た。東日本大震災の影響でチームが一時解散に追い込まれるも、それに負けずに個性あふれるサッカーを繰り広げた尚志イレブンの姿に「このチームでやりたいと思った」と感激して入部を決めた。卒業後は東農大に進学するため、東京に戻るが、渡部は「あのチームを超えるためにここに来た。日本一を目指して、全てをかけるつもりでやる」と意気込んだ。福島の地で大きく育ったエースが、県勢の悲願である日本一に導く。(守田 力)
◆渡部 公平(わたべ・こうへい)1998年10月14日、東京・日野市生まれ。18歳。幼稚園年長から百草SFCでサッカーを始め、日野第三中ではTAMA CityユナイテッドFCに所属。尚志高では3年春からレギュラー入りし、プリンスリーグ東北では得点王を獲得。好きな芸能人は新垣結衣。180センチ、73キロ。利き足は右。血液型B。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161222-00000250-sph-socc
※この記事の著作権は配信元に帰属します
ではまた。

ジュニア指導歴25年の川島和彦さんが「ドリブル指導の極意」を公開しました。1500人以上の子供を指導して培った、試合で活躍できる選手を育てる秘訣を余すところなくDVDに収めています。わんぱくドリブル軍団 JSC CHIBA 「ドリブルトレーニング 中級編」